飲料(摂取編9-2)

レモンバームを生のまま楽しむために、植木鉢で育てていますが、一緒にスーパーで買った小ねぎや、アサツキなども植えこんで料理に活用しています。
レモンバームを生のまま楽しむために、植木鉢で育てていますが、一緒にスーパーで買った小ねぎや、アサツキなども植えこんで料理に活用しています。

※【飲料(摂取編9-1)】の続きです。

 

ブレンドしたお茶を飲んで、甘みを感じると書きましたが、

これは、マメ科のリコリスの働きによるものです。

 

砂糖の50倍もの甘さを持ちながらも低カロリーなので、

ダイエット甘味料としても用いられています。

 

このリコリスは、胃腸の分泌を抑え、胃の粘膜を保護する働きがあり、

抗アレルギー、虚痰作用があることから、

喘息や気管支炎などの呼吸器を鎮静させるのにも有効。

 

更に、副腎皮質ホルモンと似た作用があるため、

ストレスからくる、うつやイライラ、消化不良などを

緩和するのにも役立つそうです。

シングルで淹れても甘みが強いので、

苦味のある他のハーブを和らげるのにも使用されるそうです。

 

ただ、やはり甘みのあるお茶なので、

長期使用、多量の服用は避けるように、

作るためのルール」の中にあります本(①)(⑥)に注意書きがあり、

 

 

妊娠中、授乳中、高血圧の場合は

避けるようにも書かれています。

 

海外で、高血圧の方がリコリスのお茶の服用によって、

高血圧緊急症で、

救急車で搬送された事例があるという事ですので、

 

あくまでも適量を、

 

1日の使用量、1~5g、6週間の使用が上限という

目安をもとに摂取していくことが大切です。

 


ただ、「甘み」には様々な側面がありそうです…。

 

飲み物の糖質についての注意点」では、こちらの動画をご覧ください。

砂糖の具体的な違い」は、こちらの動画をご覧ください。

日常使っている、精製された砂糖以外の糖質」は、こちらの動画をご覧ください。

人工甘味料について」は、こちらの動画をご覧ください。

更に、「砂糖の歴史について」は、こちらの動画をご覧ください。

 


レモンバームはシソ科の植物です。

古くからレモンバームティーを飲めば長生きし、

記憶が高まるといわれ、長寿のシンボルとされてきたそうです。

 

抗うつと、強壮作用があるため、

イライラするときや、不安、緊張感が続くときは、

冷たいティーを飲むと気持ちが落ち着くそうです。

(体を冷やすのに有効だという事なので、夏場がいいようです)

 

また、熱を伴う風邪の時はホットティーを熱いうちに飲むと、

発汗を促して症状を緩和してくれる効能があるそうです。

 

消化を促す効果もあり、食後の飲用も良いそうです。

レモンのように爽やかな香りがあるので、

ドライとフレッシュのどちらのハーブでも、お茶として作れるのですが、

香りをより楽しみたいときは、フレッシュハーブを使うと良いので、

 

私は、苗を購入して植木鉢で育てて使用しています。 


このように、華やかなラベンダーの香りに、

甘みや、スッキリとした風味(これはラバンディン系に限られますが)

そして、うっすらと酸味の混ざり合った、

複雑な味わいのブレンドティー。

 

 

4つの植物の効能として、

 

・ラベンダーとレモンバームの鎮静、抗うつ、神経強壮作用

・リコリスの副腎皮質ホルモンと似た作用による、

 ストレスからくる、うつやイライラ、消化不良などの緩和

・カモマイルの、ストレスや不眠不安に有効で、

 気持ちを落ち着かせ、健胃作用や、便秘、下痢にも有効

 

などに注目しています。

 

そして、(①)の本で効能を期待できるのは、

 

頭痛」です。

 


頭痛は、リンパマッサージの中では、

大まかに2つの原因があるようです。

それは、凝り性と緊張性です。

 

・凝り性は、

首や肩の凝りが原因の事が多いので、

 

痛みを和らげるには、首から肩の筋肉の緊張をほぐし、

滞っているリンパの流れを整えると良いと記されています。

 

 

・緊張性は、時間に追われて作業したり、

神経を集中させた後などに生じる頭痛で、

 

過度の緊張から解放されて血管が拡張し、

急激に血流が良くなることで起こるそうです。

 この場合は、頭を冷やして安静にすることが大切で、

ずきずきしている時の強いマッサージは禁物だそうです。


 

更に、筋肉の緊張によっても頭痛は発生するそうです。

 

 

成美堂出版   齋藤 邦英 監修

 「最新  ボディメンテエクササイズ」

 

によりますと、

 

首筋が張る、肩がこるなどの症状と共に、

後頭部に鈍痛を感じるのが特徴で、

 

「痛い」というよりも

「重い」圧迫されているような感じがする場合がそれで、

 

主な原因は、首から肩、背中にかけての筋肉の緊張だそうです。

 

 

 

筋肉が緊張して、凝り固まると、血流が悪くなり、

筋肉の中に老廃物がたまり、

それが周囲の神経を刺激して頭痛を誘発するそうで、

 

改善するためには、首から肩、背中にかけての筋肉をほぐすこと、

凝りが再発しないように、正しい姿勢を維持できる筋力を

身につけることが大切だと記されています。

また、精神的なストレスも、神経や筋肉の緊張を高めるので、

リラックスすることも大切だそうです。

 


それでは、ハーブティーが頭痛とどのように関係しているのかと言いますと、

お茶は、外部からの刺激である、マッサージや筋トレと違い、

 

 

内臓、つまり内部への影響があると思います。

 

そして、その内臓は何か?

 

 

作るためのルール」の中にあります本(⑥)には、

偏頭痛について、具体的に「肝臓」と「消化器機能」と記されています。

 


それでは何故、この臓器なのかと色々と調べてみたのですが、

 

まず、肝臓の働きの1つとして、

 

 

「食べ物やアルコール、添加物、薬などの異物を

 無害なものに作り替え、解毒排出する」

 

 

事が挙げられますが、

肝臓の働きが弱っていると、解毒するべきものが

解毒しきれずに、そのまま体の中に残ることになります。

その為に、体内の臓器に悪影響を与えてしまう事が上げられます。

 

そしてさらに、肝臓の働きの中で、

 

 

「たんぱく質を作る代謝に必要な酵素を作り出す」

 

 

という事も挙げられます。

 

飲料(摂取編その4)」でもお話ししました通り、

臓器はほとんどがたんぱく質で出来ていますので、大切なのですが、

 

これを分解するためには毒素が発生します。

 

それは、「アンモニア」です。

 

そのため、肝臓は

その毒性物質であるアンモニアの処理も同時に行っているのです。

 

食事などで、たんぱく質の摂取量が多くなりすぎると、

当然、アンモニアの量が増えます。

 

 

前述した通り、「アンモニア」という

毒物を処理する事」も、肝臓の働きの一つなので、

 

 

結果として、たんぱく質の摂りすぎは、

肝臓を疲れやすくする原因の一つとなります。

 


 更に、このアンモニアは、

運動のし過ぎでも生成されます。

 

運動をすると、エネルギー代謝がされますが、

この時の老廃物として、「アンモニア」が生成されるので、

 

この処理でも、肝臓は疲れてしまう事になります。

 

肝臓が疲労する事は、

「アンモニア」が十分解毒できないと事へとつながるので、

身体中に毒素が巡ることになります。

 


 肝臓が弱っている時には、脳へも影響が出てきます。

肝性脳症」という病気があるのですが、

 

肝臓の機能低下で、先述した「アンモニア」などの有害な物質が

脳に溜まって起こってしまう症状です。

 

酷くなりますと、

 

物忘れ、行動力の低下、躁鬱、昼夜逆転、突然の性格の変化、幻覚

等が起こるそうです。

 


アンモニアは「肝性脳症」の他、

体内へ留まって、炎症を起こしたり、

ミトコンドリアのATPの産生を妨げるなどの弊害が出てしまいます。

 

ATPは、アンモニアの解毒にも必要なので、

体内にアンモニアが増えすぎないように、

 

大量の飲酒、食べ過ぎ、運動のし過ぎ

 

には注意していきたいものです。

 

肝臓とアンモニアの関係については、こちらの動画をご覧ください。

肝性脳症については、こちらの動画をご覧ください。

 


 次に、消化器機能ですが、これは、

 

飲料(摂取編その1)」でお話ししましたが、

 

腸は、第2の脳と言われ、

腸の働きが良いと、脳も活性化することが

考えられるからだと思われます。

 

ただ一つ偏頭痛について、(①)の本によりますと、

神経伝達物質である「セロトニン」が、

血液細胞から放出されることが

誘発の一因ではないかと記されています。

 

別名「幸せホルモン」とも呼ばれている「セロトニン」は

約90%が腸の中にある腸内フローラで、

食事からしか摂れない「必須アミノ酸」で作られます。

 

腸はそれを脳に送り、全身に放出されていき、

リラックス、安心感、幸福感をもたらす効果があります。

 

ただ、過度なストレスが発生すると、

体を守ろうとして大量に放出されるようになり、

 

そのため、「セロトニン」が不足し、血管が拡張する事によって

神経が圧迫されて、頭痛の発生になる原因を

引き起こすといわれています。

 

 

日頃から「セロトニン」を生成する栄養素を積極的に摂り、

「セロトニン」を不足させないようにすることが大切です。

 

「セロトニン」については、こちらの動画をご覧ください。

 

様々な頭痛の要因について

詳しく紹介されている動画がありましたので、こちらもご覧ください。