飲料(摂取編 その6)

干すと、印象がかなり変わります。
干すと、印象がかなり変わります。

仕上がりました。

 

その後の花は、

全体的に茶色みを帯びた感じとなっています。

 

花というよりは、乾燥した枝に

つぶつぶが付いたようなものとなっていますが、

 

香りが良く、花の爽やかで甘い匂いがします。

 

ネットや本でもよく、

「マスカットのような香り」

と紹介されていますが、

 

確かに、フローラルで優しい匂いです。

 

急須に入れてお湯を注ぎ、蒸らす事三分。

湯呑に注いでみますと、

 

うっすらと茶色みがかった液体となりました。

 

思いのほか、濃い目の色合いのお茶になりました。
思いのほか、濃い目の色合いのお茶になりました。

早速飲んでみます。

前回の「作るためのルール」の中にあります本(①)の中では、

 

「マスカットに似た甘い香りで優しい味わい」

 

との紹介がありました。

 

様々なハーブティーに関する情報の通り、

甘みのあるフローラルな香りは、

お湯を注いでいる時からふわりと辺りに漂っています。

 

飲んでみても、やはり花の香りが感じられて、

心地よさもあります。

 

ただ、花粉を取り除いていても、

最後にほんの少しだけ、

口の奥で独特の刺激があるようにも感じます。

 

 

それが、好みの分かれ目になるようにも思いました。

やはり飲み続けるとなると、

 

「無理なく飲めること」

 

は、非常に大切だと思うので、

シングルだけではなく、ブレンドで飲んでいくのが

適しているように思います。

 


そこで、次はブレンドで飲んでみました。

ブレンドする茶葉は(①)を参考にして、

 

エルダーフラワー:ルイボス=1:1

 

で飲んでみようと思います。

 

左がルイボス、右がエルダーフラワーです。
左がルイボス、右がエルダーフラワーです。
ルイボスの影響か、かなり濃い色合いになりました。
ルイボスの影響か、かなり濃い色合いになりました。

前回のシングルのエルダーフラワーよりも、

液体の色がかなり赤みを帯び、まるで紅茶のようです。

 

 

香りにも、エルダーフラワーの花の匂いが残っています。

飲んでみると、エルダーフラワーの花の風味と、

 

 

飲んだことがある人ならお解りの通り、

 

 

ルイボスの独特の味が混ざり合い、

エルダーフラワー単独で飲んだ後味の刺激感は、

程よく無くなっています。

 

ただ、冷めてから飲んだ時には、

花粉の刺激のような風味が出てくる印象がありましたので、

その風味が苦手な方は、

 

血液循環の向上のためにも、味のためにも、

温かいうちに飲んだ方が良いようです。

 


①の本によりますと、

 

最近ペットボトルでも購入できるようになったルイボスは、

 

Red Bush=赤い灌木

という意味で、

 

南アフリカ原産の、古くから先住民のコイサン族の間で、

健康茶として不老長寿の健康茶として、珍重されてきたそうです。

 

体脂肪を老化から守る活性酸素除去作用に似た成分、

フラボノイドを豊富に含む事で、近年注目されています。

 

アフリカの過酷な環境下では、

ルイボスティーで飢えをしのぐこともあったようです。

 

ルイボスは南アフリカのセダルバーグ山麓だけに自生する固有の植物で、

そのあたりは古代の海底が隆起したといわれる土地だそうです。

 

地下深くに鉱脈が走っているので、

ルイボスは身の丈三倍以上もの深さに根を張り、

 

地中の水、亜鉛、セレンなどのミネラル分を吸収して育ち、

ルイボスティーに含まれる成分が

古代の海水に似ていると言われるのも、そのためだそうです。

 

やせた土地や、微小な降雨量、激しい気温差、

過酷な環境下で生き抜く、生命力の強い植物だそうです。

 

最近はノンカフェインティーとして、

南アフリカ共和国で市民権を得、

世界中で飲まれているようです。

 

ビタミンC、豊富なミネラル、

特徴成分アスパラチンをはじめとする、

豊富なフラボノイドを含み、高い抗酸化作用があります。

 

体を錆びつかせると言われる活性酸素を取り除くことからも、

いつまでも若々しさを保つための健康茶といえます。

 

また、この働きは、

花粉症や喘息といった、アレルギーの諸症状を改善するのに役立ち、

なかでも、アトピー性皮膚炎に効果があると言われているそうです。

 

さらに、代謝を高める働きもあり、

冷え性や便秘の改善にも役立つそうです。

 


お茶を飲んだ後の茶葉を入浴剤にすることも出来、

含有されるケルセチンに、抗炎症作用があるため、

アレルギーを抑制する働きもあるそうなので、

ひと手間にはなりますが、

ペットボトルと並行して、

茶葉も活用すると良いと思います。

 


このように鮮やかな赤みと、華やかなフローラルな香りのブレンドティー、

2つの植物の効能で共通する事は、

 

 

・血液循環を良くしたり、代謝を高めることで、体の毒素を排出する。

 

 

ことです。

このために、体の冷えや風邪のひき始めに効果的です。が、

 

 

 

何よりも、ルイボスの、

 

豊富なフラボノイドによる抗酸化作用

 

これによって、前述した共通の効能を更に

フォローして、引き上げてくれると思います。

 

 

 

そして、このために期待できる効能は、

 

「シミ対策」

 

です。

 

私たちは、「シミ対策」というと、

美白や、

化粧水、乳液などの保湿といった外側からのケアをしますが、

 

食べ物や飲み物を含め、

内側からの解毒を意識していくことも大切です。

 

飲料(摂取編 その3)

飲料(摂取編 その4)

 

でもお話しした、

 

腎臓、肝臓、消化器である腸は、

 

体の中に残った毒素を解毒して排出する、

デトックスを行う臓器ですが、

 

この機能は実は肌にもあり、

皮膚は排出器官の一つでもあります。

 

 

⑥の本によりますと、

このデットクスが正常に行われることが、

本来の体内の機能へと繋がり、

 

この工程を経てやっと、

体の中に取り入れられた栄養素や成分を

有効に活用できるようになる、という事です。

 

皮膚の働きには、

 

〈1〉外界から体を守るバリア機能

〈2〉汗によって、老廃物を排出

〈3〉体温調節

〈4〉感覚器としての働き

 

があり、その中の〈2〉の排出は、

本来であれば、汗からわずかに老廃物が出ていくくらいですが、

 

 

肝臓や腎臓、腸などの解毒、排出機能が低下して、負担が掛かりすぎていると、

本来行くことのない皮膚にまで老廃物が巡って、滞ってしまい、

 

新陳代謝の邪魔となったり、炎症のもとになると

考えられているそうです。

 

そのためにも、肌以前に、解毒、排出を行う

肝臓や腎臓、腸を整えることが大切だという事です。

 


肌と言いますと、ターンオーバーという言葉を聞きますが、

肌は6週間の周期で、内側から外側へと、

どんどんと新しく変わり、一番外側の部分は

日々少しずつ剥がれ落ちていきます。

 

シミは肌表面に発生するのではなく、

肌の内部で紫外線により発生したものが、

少しずつ外側に移り、表面に現れ出てくるのです。

 

そこで、日頃から紫外線対策を行う事と並行して、

肌内部の細胞の新陳代謝を良くし、

 

ターンオーバーをスムーズに行う状態を、

維持していくことも大切だと思います。

 

 

スキンケアについての、根本的な説明についてはこちらの動画をご覧ください。


しかし、代謝を良くするには、

体内にある細胞分裂が関係してきますが、

染色体には、先端にテロメアというものがあり、

これは細胞分裂が進むと少しずつ減少していきます。

 

テロメアが少なくなり短くなると、

DNAがむき出しとなり、

 

この染色体は、その後は分裂が止まり、老化細胞となり、

その後は体内へ蓄積されていきます。

 

このために、老化の速度も早まり、

老化細胞だけでなく、他の健康な細胞も老化が早まってしまいます。

 

 

人は呼吸をしなければ生きていけませんが、

その呼吸の2%が、活性酸素となります。

 

それにより酸化が起こりますが、

酸化によって、DNAが傷つき、

テロメアの減少を引き起こします。

 

 

40歳を境に、体内の抗酸化酵素は急激に減少し始めますので、

 

抗酸化作用の高い、ルイボスのような

食品、飲料で、抗酸化力を維持していくのは大切な事だと思います。

 

 

テロメアの減少を含め、老化については、こちらの動画をご覧ください。

 


酸化は、血管を傷つける要因の一つでもあります。

 

血管や内臓の状態を、

肌は表している要因の一つでもあると 意識していけば、

 

一番外側にある肌が綺麗であれば、

「見た目」というものは、外見だけではなく、

 

先ほどの、

 

「排出器官」である、

 

 肝臓、腎臓、腸の機能が正常であるかの目安となり、

体の中に張り巡らされている「血管」の状態が、

 

良い状態を保っていくための大切なバロメーターとなると思います。

 

 

肌が、排出器官だときちんと理解していくと、

やはり、肌の健康は、体内の健康へと繋がるものだと思います。

 

 

 

酸化を含め、年齢を重ねていくうえで、

マイナスの要素となることは様々ですが、

 

それらを食事の栄養素から

具体的に、紹介している動画がありますので、

こちらも参考にしてみてください。