飲料(摂取編その3)

干した後でも、案外赤みは残りました。
干した後でも、案外赤みは残りました。

仕上がりました。

 

 

その後、数か月後の蕾はといいますと、

レッドクローバーの花の部分はほんのりとピンク色が残っていますが、

全体的に茶色っぽく変わっています。

 

香りを嗅ぎますと、草の香りが心落ち着く印象です。

 

この花をそのままコロコロと急須の中に入れてお湯を注ぎ、

蒸らす事3分、湯呑に注いでみます。

 

お茶にすると、普通の茶色みがかった液体となりました。
お茶にすると、普通の茶色みがかった液体となりました。

ほんのり茶色みがかった液体となりました。

 

 

早速飲んでみます。

 

前回の「作るためのルール」の中にあります本(①)の中では、

 

「すがすがしい草の香りで、癖のない味わい」

との紹介がありました。

 

確かに、においを確かめた時から草の香りがしており、

それが温かい湯気にまで立ち上ってきます。

 

味も苦味などがなく、後味までスッキリしているので、

飲みやすい印象です。

 

 この茶の花は、このまま飲んでもよさそうですが、

ブレンドもしてみたいと思いました。

 

なぜなら、このレッドクローバーの香りを嗅いだ時に、

昔、このにおいに近いお茶があったなと、

思い出したからです。

 


それが、(「作成 採取編その3」)のレッドクローバー、

の次に紹介しました、

 

「ホーステール」です。

 

過去に飲んだ時のことを思い出しますと、

 

においだけでなく、味も合いそうだなと思い(直感です)

試してみようと思いました。

 

緑みの残ったお茶になりました。
緑みの残ったお茶になりました。

そして、

 

 

ホーステールを採取して、数か月後の葉はと言いますと、

ほんのり緑が残る茶色みがかったもへと変化しています。

 

 

香りを嗅ぎますと、やはり草の香りがして、

レッドクローバーに近い印象を持ちます。

 

レッドクローバーより色味の薄い液体になりました。実際はもう少し緑みがかっています。
レッドクローバーより色味の薄い液体になりました。実際はもう少し緑みがかっています。

急須に入れてお湯を注ぎ、蒸らす事3分、

湯呑に注いでみますと、

 

先ほどのレッドクローバーよりも色が薄く

緑みがかった液体となりました。

 

 

早速、飲んでみます。

 

 

前回の「作るためのルール」の中にあります本(①)の中では、

 

「緑茶に似た草の香りで、癖のない味」

との紹介がありました。

 

確かに、前者と茶葉の匂いは似ていますが、

お茶にした時に、レッドクローバーよりもさらに、

飲み始め、草の風味が強いように感じました。

 

 

その後の後味は、やはりスッキリと飲みやすい印象です。

 


そこで次に、この2つの茶花と茶葉を混ぜて飲んでみます。

 

香りも似ているためか、混ぜても特に違和感もありません。

混ぜた為か、色が一番濃いお茶になりました。
混ぜた為か、色が一番濃いお茶になりました。

急須に入れてお湯を注ぎ、蒸らす事3分、

湯呑に注いでみますと、

前者の2つよりも濃い茶色の液体となりました。

 

早速飲んでみます。

 

レッドクローバー単体ですと、全体的に

飲み始めから終わりまで、

均一に草の味わいが感じられましたが、

 

ホーステールが入ったことで、

飲み始めの風味が増し、全体的なお茶そのものの風味にも、

深みが増したように感じます。

 


このように、まるで野原のような雰囲気の感じられるブレンドティー、

個人的に自分で選んだため

効能の共通点はないですが、

ブレンドすることで期待できるのは、

「加齢による、体調不良の改善(特に骨)」です。

 


男女ともに、40才を境に少しずつ、

「代謝の低下」「ホルモンバランスの乱れ」「筋力の低下」

等が進行していきますが、

それ以外にも、

 

「骨力の低下」が起こります。

 

骨は、体を支える以外にも、

 

・血液を作る役割

・筋肉の動き

・脳の神経伝達

 

などに影響するため、早めに骨力の維持を心掛けていきたい所です。

 

通常、私たちは骨のためにと、カルシウムを摂るように心がけていますが、

実はカルシウム単体では吸収されず、

マグネシウムやビタミンDなど他の物質も摂取しなければなりません。

 

さらに年齢と共にカルシウムの吸収率が下がり、体からの排出量が増えていくので、

年齢を重ねるごとに、

これらの栄養を積極的に摂取していく必要があります。

 


また、「下準備その2(呉汁処理)」でも紹介しましたが、

女性は年齢と共にエストロゲンが低下していきます。

 

エストロゲンは、骨を作る細胞を活性化する役割があり、

低下により骨が作られにくくなっていきます。

 

 

そこで、レッドクローバーに含まれている

イソフラボンが、エストロゲンの代わりとなり、

カルシウムの代謝を良くし、強い骨づくりの手助けとなってくれると思われます。

 


 

そして、ホーステールには、カリウムが含まれています。

 

ここで気になったのが、

腎臓の働きです。

 

腎臓には、おしっこをろ過する機能がありますが、

その他の様々な機能の一つに、

 

「血液を作る」という働きがあります。

 

腎臓の中で、「エリスロポエチン」というホルモンの刺激を受けて、

骨髄で赤血球の基の細胞へ、

血液を作るように指令をしてくれるからです。

 

 

骨髄は、字の通り骨の中に有りますので、

骨をしっかり作っていくことは大切だと思っています。

 

更に、腎臓の働きには、この骨そのものを強くする働きもあるのです。

 

先程、カルシウムだけでは体に吸収されないと言いましたが、

吸収されるための栄養の一つ、ビタミンD、

これを活性化させるのも、腎臓の役割の一つなのです。

 


このように、骨にも、血液の増加にも大切な、

腎臓そのものに大切なミネラルの一つである、カリウムですが、

 

体内の余分な塩分などを排出してくれ、腎臓の負担を軽くすることや、

低カリウム血症を防いでくれる働きがあるのですが、

 

腎臓そのものの機能が低下すると、

摂取を控えていく必要のあるミネラルです。

 

毎年の健康診断で、eGFRという、

腎臓が毒素を排出する能力を表す数値が

低い値であれば、

 

個人的判断だけではなく、医療機関に通院し、

その方々の指導を受けることが大切だと思います。

 


健康のために、

自分にとって本当に必要か否かの判断材料の一つの例としても、

 

今の自分自身にとって、

「ホーステール」を飲む飲まないは、

 

本当に自分の為になるのか?

 

しっかり考えるとても大切なお茶だと思っています。

 

自分で判断、しっかり行っていきたいものです。

 

骨の大切さについては、こちらの動画をご覧ください。

腎臓とカリウムの関係については、こちらの動画をご覧ください。

 

 

                              【「飲料(摂取編その4)」にもどる

                                 【「飲料(摂取編その6)」にもどる

                              【「飲料(摂取編その8)」にもどる】