飲料(摂取編9-1)

しっかりと、花の色が残っています。
しっかりと、花の色が残っています。

仕上がりました。

 

その後、数か月後の花の穂はといいますと、

 

紫色を残した花、ドライフラワーになっています。

 

香りは他の茶葉よりも強く、

辺りには、華やか且つ爽やかな香りが漂っています。

 

蒸らす事3分、湯呑に注いでみますと、

注いでいる際、少し青みがかっていると感じましたが、

 

注ぎ終わりには、

全体的に赤茶色の液体となりました。

 

花の色はほとんど感じないお茶になりました。
花の色はほとんど感じないお茶になりました。

早速飲んでみます。

 

ラベンダーの香りも強いのですが、

飲んでいる途中から、

スーッと爽やかな風味が口の中で広がります。

 

飲み終わってからの後味も、

暫くの間、清涼感が残り続けます。

 

作成(採取編 その9)でもお話ししましたが、

 

ラバンディン系のラベンダーに含まれているという

ケトン類ボルネオンの効果が、

鎮静だけではなく、刺激の作用、脳の活性化があるということは、

 

このメントールのような、スーッとした風味のことを

指しているのではないかと思いました。


 

 

そして、今回はまた

別に購入したラベンダーの茶花を飲み比べをしてみたいと思います。

 

なぜなら、先ほども申し上げましたが、

 

採取、作成したラベンダーの種類は、

ラバンディン系だと思われ、

 

一般的に飲まれている、

コモンラベンダーすなわちアングスティフォリア系とは、

種類が異なるからです。

 

(ただ、ラバンディン系のハーブティーも少ないですが市販されています)

 

右が採取した花です。大差はないのですが、若干花の幅が細いようにも感じます。
右が採取した花です。大差はないのですが、若干花の幅が細いようにも感じます。

 

このラベンダーと言われるアングスティフォリア系を購入して、

ラバンディン系と思われる採取した茶花と比べてみますと、

 

見た目、粒の大きさ、太さなどは、ほとんど大差ないです。

しかし、香りを嗅ぎますと、

 

アングスティフォリア系は穏やかな匂いですが、

ラバンディン系は、通常のエッセンシャルオイルの匂いの中に、

 

スーッとした清涼感のあるメントールのような香りが混ざっています。

 

これはやはり、ラバンディン系のボルネオンが影響しているのだと思います。

 


アングスティフォリア系は、画像ではわかりにくいですが、カップの縁がほんのりと青みを帯びているように感じました。
アングスティフォリア系は、画像ではわかりにくいですが、カップの縁がほんのりと青みを帯びているように感じました。

そして、コモンラベンダーと言われる、アングスティフォリア系も、

急須の中に入れてお湯を注ぎ、

蒸らす事3分、湯呑に注いでみますと、

 

注いでいる際にも若干青みがあるようにも感じましたが、

注ぎ終わっても、赤みのある中にうっすらと、

カップの縁の部分が、青みがかった液体となりました。

 

早速飲んでみます。


ラベンダーの香りが柔らかく、

うっすらと甘みを感じます。

 

メントールのようなスーッとした風味もなく、

飲み終わりには、ラベンダーのエッセンシャルオイルを

嗅いだ時に感じる、

複雑で、独特な清涼感のある、すがすがしい味わいも感じられます。

 

ラバンディン系は、後半の風味は

ほとんどケトン類ボルネオンとためと思われる、

スーッとした味わいが、強めに影響しているお茶なのに対して、

 

アングスティフォリア系は、ラベンダーらしい風味、味わいが、

純粋に感じられる、そんな茶花だと思いました。


 どちらも風味も味わいもあるので、

このままシングルで飲んでも良いかと思いますが、

 

ブレンドもしたいと思いました。

 

作成(採取編 その9)でもお話ししましたが、

 

アングスティフォリア系、ラバンディン系共に、

使用する際には、人によっては注意点がある茶花で、

 

場合によっては、避けた方の良い方もいらっしゃるので、

ブレンドによって、使用量を減らす事も考慮に

入れたほうが良いと思ったからです。

 

勿論、ブレンドすることにより、味わいにも奥行きが出て、

効能もアップすることも考えられます。


 「作るためのルール」の中にあります本(①)を参考にして、

 

ジャーマンカモマイル:ラベンダー:リコリス:レモンバーム=1:1/3:1:1

 

で、飲んでみようと思います。

 

上から時計回りに、カモマイル、ラベンダー、リコリス、レモンバームです。
上から時計回りに、カモマイル、ラベンダー、リコリス、レモンバームです。

まずは、採取したラバンディン系のラベンダーのブレンドです。

淹れている時から、辺りにスーッとした爽やかな

香りが漂っています。

 

 

ラバンディン系ラベンダー   シングル

 

 

と比べてみますと、

赤みが少ない、黄色味がかった液体となりました。

 

シングルのお茶よりも赤みが若干少ないです。
シングルのお茶よりも赤みが若干少ないです。

飲んでみますと、始めに甘みを感じながらも、

お茶の味わいの中、

終始スーッとした風味が続きます。

 

やはり、ケトン類ボルネオンの影響が出ているのだと思います。

 

 

その為、他の風味がかき消されて、

酸味やラベンダーの味わいが薄くなってしまっている

そんな印象を持ちました。

 


次に、購入したアングスティフォリア系のラベンダーのブレンドとの比較です。

 

 

アングスティフォリア系ラベンダー   シングル

 

 

と比べてみますと、

赤みが少ない(ラバンディン系のブレンドよりも赤みが少ないと感じました)

黄色味がかった液体となりました。

 

同じ配合のブレンド茶でも、ラベンダーの品種の違いで、かなり抽出液の色に違いが出ました。
同じ配合のブレンド茶でも、ラベンダーの品種の違いで、かなり抽出液の色に違いが出ました。

飲んでみますと、甘みがあり、

後味でほのかに酸味がうっすらと感じられる中、

ラベンダーの味わいがある、奥行きのある風味です。

 


どちらも奥行きの深い、飲みやすいブレンド茶ですので、

 

リラックス効果を求めたい人は、

アングスティフォリア系を、

 

脳の活性化や、呼吸器系の再生などを求めたい人は、

ラバンディン系のブレンドを、

 

と、使い分けていくと良いと思いました。

 

 

品種の違いも味わいに出てくる、それも魅力の一つかもしれません。

                                                          

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