仕上がりました。
干し始めて数日後に仕上がったと判断し、保存袋に入れ、
その後、数か月経った後の葉は、と言いますと、
案の定、緑色から茶色へと変わっています。
しかし、パリパリと葉が崩れることはなく、
しっとりと柔らかな状態を保っているようです。
これを手で裂きながら(しっとりと柔らかなので、裂きづらかったです)
急須に入れて、お湯を注ぎ、蒸らす事三分、
湯呑に注いでみますと、
ほんのり赤み(ピンク)がかった液体となりました。
早速飲んでみます。
前回の、「作るためのルール」の中にあります本(①)の中では、
「味はほとんどなく、胃薬のような香りがする」
との紹介がありました。
確かに飲み始め、薄味という印象でしたが、
後半となると、
鼻に抜ける感じや、舌に残る風味が、
個人的にカモミールのようだと思いました。
薄味ながら、飲みやすい風味だと思いました。
しかし、いかんせん、全体的に味の印象が薄いので、
パッキリとした味の風味を求める人には不向きでは、とも思いました。
ずっと飲み続けるとなると、
「無理なく飲めること」
は、やはり非常に大切だと思うので、
この茶葉だけのシングルだけではなく、ブレンドで
飲んでいくのが適しているようにも思います。
そこで、次はブレンドで飲んでみました。
ブレンドする茶葉も(①)を参考にして、
ローズマリー:ギンコウ=1:1
で、飲んでみようと思います。
前回のシングルのギンコウティーより、液体の色に青みが加わったように思います。
そして、更に茶葉につけたまま、2時間置いたところ、
色に深みが増し、青みがかった赤色になりました。
一口飲んでみての印象は、
「さわやか」
でした。
個人的に、日頃の料理でローズマリーは小まめに使用しているので、
その味を飲み物で味わっている感じです。
でも、やはりブレンド、その中にうっすらとギンコウの風味が
ほのかに混ざり合っているそんな印象です。
このローズマリー、古代ギリシア、ローマ時代から、
若さを保つハーブとして利用されてきました。
この名前が、「海のしずく」という言葉に由来するように、
波しぶきのような色と形の花を咲かせます。
花の色が薄紫色だからでしょうか、お茶の色も、
うっすら青みがかった液体となっています。
料理でこまめに利用しているのにも理由があり、
この植物は、
日当たりが良く、乾燥したところでも丈夫に育ってくれます。
ベランダの鉢植えですと、夏場は非常に高温となり、
鉢の中の水も渇きがちとなるそんな環境下でも、キチンと育ってくれます。
そのようなハーブだからでしょう。
パスタ、お肉(豚肉や鶏肉)料理でよく我が家の食卓に並びます。
このハーブは、古代から薬用としても使われてきました。
部屋の空気が汚れれば、ローズマリーを焚いて、空気をキレイにしようとしました。
(そういう作用があるとされてきたのです)
裁判所では、この枝を編んで柵を作り、熱狂した傍聴人が前に押し寄せないようにしました。
疫病がはやると、小さい袋の中に、このハーブを入れて首にかけ、
時々この臭いを嗅げば、病菌のはびこる地域でも感染せずに済むと言われました。
地中海地方では、このハーブの上でリネンを乾かし、
日光の香りと、コケに似た芳香をリネンに移しているそうです。
飲料としての体の効能としては、血行を促して代謝を活発にし、
心身の活力を高めるのに効果的、
過労気味の時や、病後に飲めば、からだの回復を早めるそうです。
また、脳の働きを活性化して、記憶力や集中力を高める作用もあると言われているそうです。
更に、
殺菌、消化作用にも優れ、
風邪や頭痛、消化不良の緩和にも役立ち、腸内環境の改善効果もあるそうです。
このようにすっきりとした印象のブレンドティー
2つの植物の効能で共通することは、
・血液循環を良くする
・脳の血流の促進
・抗酸化作用による、活性酸素の除去
です。
そして、(①)の本で効能を期待できるのは、
「集中力を高める」です。
血管には様々な種類がありますが、
その中で、毛細血管は体の血管の90%以上を占めているそうです。
40~60才までの間に約40%消滅する可能性があるそうですので、
今回の血流をよくするブレンドティーを飲む事によって、
消滅の軽減が期待でき、集中力を高めることができればと思っています。
また、毛細血管は体の表面付近に張り巡らされていますので、
血液が滞ることによって、その表面へと酸素や栄養を送り届けられなくなる
そんなリスクも、水分を摂取することで軽減できるのではないかと思われますので、
ハーブティーを飲むメリットへとつながるかと考えています。
血液の運ぶ栄養、酸素などを効率よく末端まで行き渡らせ、
老廃物をきちんと回収することで、
集中力を高めるだけでなく、アンチエイジングも期待できるかと思います。
更に、血管消滅の原因の一つに、
抗酸化作用による活性酸素の増大があります。
まさに、今回のブレンドティーは、
毛細血管の保護のためにも、非常に有効ではないかと思っています。