ここからは気楽に?(太くても気にしない)

赤印の所が、今回の編むところです。(鬼門)
赤印の所が、今回の編むところです。(鬼門)

ついに、この紐作りをややこしくしてくれた、

鬼門の「山ぶどう」に入ります。

 

始めの糸選びの時に、

 

「太さは他の糸と同じくらいだから、大丈夫。」

 と選んだ糸が、

 

あれほど、ボリュームの出る編地になるとは…。

 

「モノ作りは、作ってみてナンボ」

 と、改めて教えてくれた糸です。

 


しかも、前回の

 

「実作業(実際に作ってみて その1)」

 

で、太すぎて焦ったために、

 双糸を一本の単糸に、バラバラに分解したままになっています。(放置)

 


…兎に角、バラバラの糸のままでは編むことも出来ないので、

 

改めて、

 

双糸を単糸に

 

績みなおして(千切れた所を結び直して、撚りのない一本の糸にする作業です)

糸車で、撚りかけし直しました。(撚りのない糸を撚りのある糸にする作業です)

 

多分、これで双糸の時の糸の二分の一の太さになったと思います。

 

双糸を単糸に績みなおした糸です。まだ撚りは掛かっていません。
双糸を単糸に績みなおした糸です。まだ撚りは掛かっていません。
途中で何度も千切れましたが、なんとか糸にできました。
途中で何度も千切れましたが、なんとか糸にできました。

撚りかけをしながら思ったのは、

やはり、一本の単糸のままだと、

 

「強度的に不安定な箇所がある」

 

という事です。

 

糸車を廻している途中で、糸が何度も千切れてしまうのです。

 

なんとか一本の撚りのかかった単糸にしましたが、

そのまま紐を編むのには、少し不安がありましたので、

 

 

 

シャッペスパンの60番手の糸を、「紫染め」にしたものを

一緒に編んでみました。

(フォローしてくれる糸があると、安心感がありますね)

 

ペンダントヘッドが通らない太さでも気にしないので、60番手の太い糸を選びました。
ペンダントヘッドが通らない太さでも気にしないので、60番手の太い糸を選びました。

 

双糸を単糸にしただけでなく、

 

もう一度糸車で、撚りかけをし直したのが良かったのか、

 

始めの編地より毛羽が少なくなったようです。

 

before
before
after
after

更に、

 

一緒に編んだ「紫染め」のシャッペスパンが、

 

一つ先に編んだ手紡ぎの紫染めの木綿糸と、

色彩的にも程よく調和してくれました。

 

薄紫と茶色のコントラストに、程よい調和が出来たように思いました。
薄紫と茶色のコントラストに、程よい調和が出来たように思いました。

それでは、

 

ここで、この山ぶどうの糸を、

どのくらいの長さ編んでいけば良いのでしょう?

 

それには、

 

「次の糸(山ぶどうの糸まで何センチ?)」

 

で行った、

 

「例の紐」(反面教師ではない方、洋服のタグを取り付けていた紐)

を使った、

長さの再検討が役に立ちます。

 

紐に着けてあるピンの場所が、次に編む糸の長さの目印となっていきます。
紐に着けてあるピンの場所が、次に編む糸の長さの目印となっていきます。

[一番目]の

「木綿機械紡績糸(薄い藍染)」で

「自在結び」をして、

 

次の

「苧麻手紡ぎ糸(自家製藍染め)」との境から、

首回りに沿っていき、

 

更に、次の

「木綿手紡ぎ糸(藍の紫染め)」の途中で

ペンダントヘッドは止まります。

 

 

 

この位置は、すなわち、

「安全ピンの白の針」の所です。

 

直接紐を自在に結ぶと、こうなります。
直接紐を自在に結ぶと、こうなります。

ですから、

【二番目】の「苧麻手紡ぎ糸(自家製藍染め)」の始めから、

【三番目】の「木綿手紡ぎ糸(藍の紫染め)の中の「安全ピンの白の針」までの長さ (A)

 

これを、反対側にも編んでいけば良いわけです。

 

山ぶどうの編み終わりの所が、

「Uの字の白の針」の所で、

 

首に沿った、一番短い長さとなります。

 

実際に編んでみて、首に着けたり、ボディに着けたりしながら、

長さを再確認して、

しっかりと編み上げていきます。