作成(採取編その10)

スーパーの定番食材です。
スーパーの定番食材です。

それでは、次の作成へと行きたいと思います。

 

第10回目の植物はこちらです。

 

この画像は、スーパーの野菜売り場です。

多分、野菜コーナーに行けば、確実に目にすることが出来ます。

 

いつでも入手できますね。
いつでも入手できますね。

「生姜」です。


生姜は、誰でもほぼ毎日のように、

何かしら口にされていることが多いと思います。

 

青魚の匂い消しや、風味を良くするために一緒に煮たり、

千切りにしたものを料理の上に乗せて、味のアクセントにしたり、

手作りのスパイスカレーの、欠かすことのできない材料であったり、

ジンジャーブレッドなどの焼き菓子に使われたり、

 

様々な食べ物への、応用、利用範囲の広い食材です。

大振りに切ったサツマイモとリンゴ、タイムで風味付けした鶏肉の煮込みです。ネギとショウガで体も温まります。(新聞レシピ)
大振りに切ったサツマイモとリンゴ、タイムで風味付けした鶏肉の煮込みです。ネギとショウガで体も温まります。(新聞レシピ)
こちらは中華風です。ごま油でニンニクとショウガを風味付けした後で、練りゴマや甜麵醬などで味付けした、担々麺風パスタです。(レシピ本参照です)
こちらは中華風です。ごま油でニンニクとショウガを風味付けした後で、練りゴマや甜麵醬などで味付けした、担々麺風パスタです。(レシピ本参照です)
こちらはインド料理風です。バターでクミンシード、ニンニク、生姜を炒めて、ガラムマサラやトマトとレンズ豆を軽く煮たソースです。コリアンダーの葉であるパクチーの葉も、カレー風味のアクセントになっています。(レシピ本参照です)
こちらはインド料理風です。バターでクミンシード、ニンニク、生姜を炒めて、ガラムマサラやトマトとレンズ豆を軽く煮たソースです。コリアンダーの葉であるパクチーの葉も、カレー風味のアクセントになっています。(レシピ本参照です)
ホワジャンとネギを低温で炒めた後で、焼き豆腐と大根を煮込んだスープです。トッピングの生姜とネギで、体が温まります(新聞レシピ)
ホワジャンとネギを低温で炒めた後で、焼き豆腐と大根を煮込んだスープです。トッピングの生姜とネギで、体が温まります(新聞レシピ)
生姜をハチミツで軽く煮て、薄力粉や全粒粉、太白ごま油で焼いたケーキです。生姜だけでなく全粒粉も体を温める効果があるそうです(レシピ本参照です)個人的に、生姜のケーキにはメイプルシロップをかけるのがお気に入りです。
生姜をハチミツで軽く煮て、薄力粉や全粒粉、太白ごま油で焼いたケーキです。生姜だけでなく全粒粉も体を温める効果があるそうです(レシピ本参照です)個人的に、生姜のケーキにはメイプルシロップをかけるのがお気に入りです。

飲み物としては、

 

紅茶に入れるチャイが有名ですが、

ハーブティーとしても使用されるのです。

 


そんな生姜は、カレーでも使われる事でもお分かりの通り、

 

インドでは、紀元前500年~300年前にはすでに、

保存食や医薬品として使われていたそうです。

 

中国でも、紀元前500年には栽培されていて、

その後、紀元1世紀ごろにヨーロッパに伝わったとされているそうです。

 

日本には2~3世紀ごろに中国から伝わり、

奈良時代に栽培が始まったそうです。

 

 

このように、東洋西洋を問わず、

古い時代から、風邪や悪寒に効果のある薬として用いられてきましたが、

 

その後に料理にも使われるようになったという経緯があります。


乾燥させた根を抽出させたお茶は、

体を温める効果が高いのが特徴で、

足先などの末端までポカポカに温まるので、

 

冷えが気になる人や、風邪のひき始め、

悪寒を感じるときなどに飲むといいそうです。

 

また、胃を温めることで食欲を促し、

消化を助ける働きをしてくれるそうです。

 

殺菌作用もあり、その成分には、

食中毒を引き起こす細菌だけではなく、

水虫などの真菌、

フィラリアや回虫などの寄生虫も駆逐するそうで、

その為に、お寿司にはガリが添えられているとのことです。

 

更に、むかつきや吐き気を抑える作用があり、

抗炎症作用もあり、関節の痛みにも良いそうです。

 

そんな効能のある「生姜」を

早速購入してきました。

 

ここで、注意したいのが、「摂取の方法」です。

 


私も、動画などを観て初めて知ったのですが、

 

 

生姜の体を温める成分は、

 

①生のまま

②熱を加えたり、乾燥させて粉末にする

 

で、変化するそうです。

 

 

それは、①「ジンゲロール」と、②「ショウガオール」という成分です。

 

通常の生の生姜には、「ジンゲロール」の配合が多く、

これは、手足の先などを温める効果があります。

 

血管を拡張し、手足にある毛細血管の血流を良くする働きがあるため、

内臓のあるお腹周辺にある

血液が流れ、手足の先が温かくなります。

 

そのため、風邪のひき始めや、悪寒がするときに効果的で、

血流が良くなることで、

発汗、老廃物の除去が促進され、

余分なものが排出されやすくなるというメリットがあるそうです。

 

 

ただ、この解熱作用によって、

体の芯を冷やしてしまうというデメリットがある為に、

 

冷え性の方は、生の生姜は逆効果だそうです。

 

そして、生姜に、熱を加えたり、パウダー状にすると、

「ジンゲロール」が「ショウガオール」に変化します。

 

これは、熱を作り出す成分なので、

体の芯の部分が温まり、寒い季節には最適です。

 

生姜の体を温める効果は4時間ほど続くそうなので、

食事の間隔が長くて、食事によって体を温められない時に、

飲み物の中に生姜を加えて活用できるというメリットがあります。

 


具体的に、ショウガオールに変化させる方法として、

 

【1】熱を加える

 

この方法は、100℃前後で一定時間加熱することで、

ショウガオールが約1.5倍に増加しますので、

レンジで1分間チンするだけでOKだそうです。

 

皮にも栄養が含まれているので、

皮ごと摩り下ろして、深めの耐熱容器に入れて、

生姜が浸るくらいの水を入れてラップして、

500ワットで1分加熱。

その後、冷ましてから水けを切って完成。とのことです。

 

ショウガオールは、一度加熱すれば冷ましても減らないので、

冷蔵庫に入れれば、3~4日保存が利くそうです。

 


更には、

 

このショウガオールを、生の時よりも50%も増やす方法があり、

それは、じっくり長時間加熱することで、

 

80℃で

 

1時間加熱    ‥…10~15%

3~4時間加熱‥…40~50%

 

に増えるそうです。

 

これをガスコンロなどで煮るのは大変なので、

保温水筒の中に、スライスした生姜と熱湯を入れ、

3時間保温するとOKだそうです。

 

ですので、

 

ハーブティーを飲む際に、

前もって水筒で作っておいて、

その液体と他のハーブを使って、

ブレンドティーを作っても良いかもしれません。

 

しかし、①の方法は、保存面からみると、

長期的には無理だと思いますので、

 


 

【2】乾燥して粉末にする方法

 

これを試してみるのも良いと思います。

 

生の生姜を薄くスライスして、ざるなどに乗せて、

風通しの良い所で、ネットなどに入れて、程よく遮光。

カラカラに乾燥したところで、

ミキサーで粉末にする方法です。

 

乾燥しているので、長期保存が利きますが、

念のため、乾燥材を入れて、

冷蔵庫に入れると良いそうです。

 

【1】と【2】、両方を試してみたいと思いますが。

 

乾燥などの時間の掛かる、【2】から作り始めて、

粉末にしてから、比較していきたいと思います。 

「熱を加えてショウガオールを抽出する方法」については、こちらの動画をご覧ください。

 

「乾燥生姜パウダーの作り方」については、こちらの動画をご覧ください。

  


【2】の作成過程(フォトギャラリーVer.)

下の画像をクリックすると拡大します。

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