楽しむ(人それぞれ)

手前左側は、「藍染めの上から紫染め」です。右側は、「藍染めの上からコーヒー染め」です。奥の糸は染める前の糸で、100円ショップで買いました。
手前左側は、「藍染めの上から紫染め」です。右側は、「藍染めの上からコーヒー染め」です。奥の糸は染める前の糸で、100円ショップで買いました。

「染める」のページでも書きましたが、

 

「染めたら使う…ある意味、自分で蒔いた種を自分で刈り取る。」

 

この、「刈り取り」の部分にやっとたどり着きました。

 

苦心して染めても、やはり、糸は糸、布は布のままです。
そのまま、糸や布を眺めているだけではもったいない。

さらに、それを日常生活で使えるように、加工して、使用する楽しみを体感したい。

 

ここからは、それを実行したいと思います。


具体的に今回、何を作るかと言いますと、


「アンクルウォーマー」です。


(人様の作り方を参考にしています)

靴下の、つま先と、かかとが無い物と思って頂ければ良いかと思います。


なぜ、「つま先と、かかとの無い物」かと言いますと、2つありますが、


ひとつめは、

「ここが、靴下の一番難しい場所」だからです。


敢えてその難しい箇所をはじめに作る、という方向もありますが、
そこに力を入れすぎても、自分の足は温まらない。
難しい箇所に苦心する前に、日常生活で使いたい。

 

…これが、ひとつめの理由です。

 

 

ふたつめは、

「足を保護したい」からです。

昔から編み物が好きで、ある日を境に、靴下も編み始めました。

出来上がると嬉しくて、毎回履いては、眺めて喜んでいました。

 

…でも、靴下が、足にうまくフィットしているかどうか、のみにばかり、
気を取られすぎて、肝心の足そのものを全く考えていませんでした。

 

ある夜、激痛と共に目覚め、足が見る見るうちに腫れあがってしまい、

片足を痛めてしまいました。

 

何かしら、トラブルが起きれば、人はその原因を調べるものです。
私も、自分なりに調べてみました。

 

そこで、「足裏の筋肉が無くなっていた」事に、気付いたのです。

皆さんは出来ますか?足の指で、タオルを持ち上げる事。


私は、出来ませんでした。

足の指を動かそうとしても、指が動かないのです。

 

そこまで、筋力が無くなっていたのに、毎日眺めていた足なのに、
靴下が、足にフィットする事ばかりに気を取られて、

足そのものを見る事を忘れていました。

筋肉は外側からの衝撃から守る鎧のような働きがあります。

 昔の日本人は、鼻緒の付いた「草履」を履いていたために、偏平足の人が少なかったと言います。

 

ですから、私も遅ればせながら、

つま先のないアンクルウォーマーで草履を履いて、
少しでも足裏の筋肉を付けて、
足裏アーチを維持していきたい。

 

これが、今の私の願いであり、続けていかなければならないことです。


最近の私の冬の足元、鼻緒の付いた布草履、中綿の膝までのレッグウォーマー、そして手編みのアンクルウォーマーです。
最近の私の冬の足元、鼻緒の付いた布草履、中綿の膝までのレッグウォーマー、そして手編みのアンクルウォーマーです。

冬至から、大寒近くの寒い時期、
朝起きた時や、寒いところに暫くいた後、
アキレス腱が突っ張るような経験はありませんか?

 

寒さのためにアキレス腱が縮むと、その分、踵の骨が、後ろや更に上へと引っ張られていきます。

 

この為、足底部の足裏アーチに変形が生じ、 

 

足底部に痛みの生じる「足底筋膜炎」

更には、「膝の痛み」「腰痛」「股関節痛」など
様々な体調不良へと発展していく可能性もあるのです。

これらを予防するためには、日頃からアキレス腱を温める事が大切です。

 

温まった腱は、伸縮しやすくなるので、
上記した様々なトラブルを防ぐ要因の一つに成り得ると思われます。

 

足裏アーチを維持していくために、タオルを足の指を持ち上げる、足裏筋トレです。
足裏アーチを維持していくために、タオルを足の指で持ち上げる、足裏筋トレです。


更に、日々、マッサージやストレッチ、エクササイズ(軽度の物)で
ふくらはぎから、足裏のケアを行っていくことも大切です。

 

「毎日は、チョット…」
という方も多いと思います。

 

毎日でなくても、いいのです。

 

ご自分の適度なサイクルで、少しずつでも
「足裏」について、考えて頂ければ、

体調不良を起こす前に、「その可能性の回避」に気づいていただければ、

 

本当に嬉しいです。