それでは、次の作成へと行きたいと思います。
第三回目の植物はこちらです。
この画像は、家の近くの川沿いの道ですが、
夏の始めから、晩秋まで至る所にこの植物は生えています。
この植物、和名では「アカツメクサ(ムラサキツメクサ)」という名前です。
似た名前で「シロツメクサ」という植物があるのでお判りの通り、
「クローバー」(レッドクローバー)です。
「アカツメクサ」「シロツメクサ」共にヨーロッパ原産の多年草で、
明治時代に牧草として移入されたものが野生化したものです。
柔らかな葉と花は食用出来る事でもお判りの通り、
「レッドクローバー」の「お茶としての効能」もしっかりあります。
中世イギリスでは、この草の三枚の葉を、
「神」「キリスト」「精霊」の
三位一体と関連付けて考えられていました。
1930年代には、この花は、胸部、卵巣、リンパ腺のがん治療に使用されていました。
最近ではホルモン用作用の方に関心が集まっているそうです。
レッドクローバーティーは、イソフラボンを含み、
女性のホルモンバランスを調節する働きから、
更年期障害の諸症状を緩和するのに役立つそうです。
また、抗炎症、鎮静作用もあるため、呼吸器の症状にも効果があり、
咳を伴う風邪や気管支炎の時に飲むと良いそうです。
このような効能のある植物の花、早速採っていきます。
ここで注意しなければならないのは、採取する場所の状況です。
周りを見回して、草の生えている場所をチェックしてみてください。
車の往来の少ない道でも、
道端は、
良く散歩中の犬がマーキングをしていることがあります。
摘んだ草をそのまま飲むわけではないですが、
気持ち的に、
「抵抗感」
が生じることがありますので、
美味しく飲むためにも、採取する場所は
キチンと選んだ方が良いかと思います。
下の画像をクリックすると拡大します。
元に戻すときは、右上×印をクリックすると元に戻ります。
この収穫した花をネットに入れて乾燥させますが、
日に日に気温が高くなっていきますと、乾くのも早くなりますので、
夏の始めからは、およそ4日間くらいが目安となるそうです。
今回は、葉ではなく花の乾燥ですが、
ドライフラワーの作り方は、葉の場合とほとんど同じで、
花の色が美しい間に乾燥させるのがポイントだそうです。
乾燥させた花を保存するときは、
なるべく香りや有効成分を保たせるために、
細かく刻んだりしないように、そのままの形を維持することが大切だそうです。